前回記事:『2ヶ月半でTOEICスコアを400から770に上げるために私が取り組んだ勉強法①スタート編』の続きです。
TOEIC向けの単語帳で勉強開始
自分の現地点と目標の差を確認した結果、まずは語彙を増やすべきであると判明。
DUOの続きをしても良かったのですが、DUOは現代英語全般の勉強向けなので、TOEICに出ない単語・熟語も多く載っています。
なんせ2ヶ月半しかないので、ここからはTOEICに集中するしかありません。
ということで、定番の『金のフレーズ』をやりました。
こちらはKindleではなく書籍で買った方が見やすくて使いやすいと思います。
とりあえず770点を目指すのなら、最後の100個はスルーしてOKです。
10日くらい使って、一気にやります。
私の場合は1日100単語。
毎日新しい単語を100個覚えて、前日と前々日の分を復習しました。
DUOで出てきた単語や、カタカナ語になってて意味を知ってる言葉が多かったため、1日100個もそこまで大変ではありませんでした。
ちなみに、単語勉強は全部完璧に覚えようとしなくてOK.
どうせ、このあと問題集を解くときに何回も出てくるので、自然と覚えます。
この時点では、ざっくりと頭に入ればOKと思ってください。
音声を聞きながら音読も同時にしておきましょう。
自分で発音できるようにしておくことは、リスニング対策の時にとても役立ちます。
問題集を決めてパート別にトライ
私が実際に使ったTOEIC本。
これ以外に、貸し出し中の『文法特急1・2』や、Kindle版の『読解特急』もあります。
単語帳を終えた時点で、残り2ヶ月程度。
そろそろ問題集に取り組みます。
自分で書店で手にとって、解説のわかりやすさや、使いやすさ、レイアウトの好みなどから選びましょう。
勉強のモチベーションを維持するには、レイアウトが自分好みかどうかも大切です!
色んなシリーズがありますが、私には『究極のゼミ』シリーズが最適でした。
TOEIC勉強の順番
パート別対策は、5→6→7→1→2→3→4の順番で
どのパートから勉強するかは悩むところです。
読んで分からない文章を耳で聞いて理解することは絶対不可能なので、リーディング→リスニングの順番で取り組むのがオススメです。
- パート5,6で短文の理解が出来るようにし、
- パート7で長文読解を身につけ、
- パート1,2で短文を聞き取れるようにしたあと、
- パート3,4の長文リスニングにチャレンジする。
のが良いでしょう。
私の場合、『究極のゼミシリーズ』を1冊あたり10日~2週間かけて順番に解いていきました。
パート5,6の文法問題は、泣きそうになりながら1つ1つ攻略
解けない!分からない!時間がたりない!と、ちょっと本気で泣きそうになります。
まずは文法問題からじっくりと取りかかります。
正直なところ、途中で何度も泣きそうになったほど文法問題は難しいです。
私たちはノン・ネイティブだから仕方ありません。
「ここは難しくて当然。そういうものだ。」と受け入れましょう。
問題を解く時はきちんと時間を計ります。
しばらくは目標タイム内では絶対終わらない、いやどんなに時間かけてもわからない!という状況が続きます。
それでも諦めないでください!
ここで堪えて、文法をしっかり身につければ、あとがグッと楽になります。
『究極のゼミPart5&6』では、問題ジャンル別に並んでいます。(品詞問題、接続詞問題、など。)
まずは究極ゼミで1つ1つ攻略した後、シャッフルされた『文法特急』でトレーニングするのがおすすめです。
この本の解説はとても論理的かつ単純明快で、「なぜ正解なのか」「なぜ間違いなのか」「どこがひっかけポイント」なのかがとてもわかりやすいです。
個人的に、これを使わないという選択肢はないと思います。
パート7攻略中に気づく勉強の成果
ご存じの通り、長文のパート7は時間との戦いです。
問題集の「目標タイム」では全然足りなくて落ち込むかもしれません。
しかし、パート5,6にしっかり取り組んだあなたなら、自分の変化に気づくはずです。
「時間がない!!」
「……でも、あれ??
この問題、時間さえあれば読めるよ!?」
ついこの間まではどんなに時間があっても読めなかった文章が、1ヶ月かけて単語と文法を集中攻略し終えた今では、「時間さえかければ読める」文章になっているはずです。
実力が上がってることがわかると、モチベーションも一気に上がります。
あとは時間をかけずに読めるようにするだけです。
そのためには量をこなしましょう。
「Budget・・・Budget・・・これやったな。えーと、あ、『予算』だ!」
なんて時間をかけて思い出しているようではダメです。
主要単語は日本語を経ずに見た瞬間意味がわかるようになるまで読みこみましょう。
もちろん精読も大切。
意味をしっかり理解した文章を繰り返し読んで復習しましょう。
できれば、CDを聞きながらの音読がオススメ。
このあとのリスニング対策にもつながります。