前回記事:『2ヶ月半でTOEICスコアを400から770に上げるために私が取り組んだ勉強法②リーディング編』の続きです!
パート1と2は地道にディクテーションして攻略
続いてパート1と2に入ります。
いよいよリスニングセクションに突入です。
パート5,6,7を攻略してきたあなたなら、パート1と2の文章は「なにこれ、簡単すぎる」と感じるはずです。
それだけ英語力が上がっている証拠です。
読めば絶対に解ける問題ばかりですので、あとは耳で聞いてわかるようにするだけです。
え?それが難しいんだって?
そんな場合は、ディクテーションをしましょう。
ディクテーションとは?
ディクテーションという学習法があります。これは、英語を聞きながら聞こえてくる英語を一語一句残らず書き取るだけの極めて単純な学習法です。「音声を文字にする」というだけの作業のため、大して効果があるとは思えないと主張する人も多いようです。しかし、英文を書き取る作業の過程には、実にたくさんの要素が含まれており、私どもの調査で、ディクテーションの正解率とTOEICスコア(=英語能力)のあいだには非常に高い相関関係があることが証明されました。つまり、「ディクテーションの正解率からTOEICスコアが予測できる」ということです。また、インターネットを通じて、多くの方々にディクテーションを基本とした学習モニターをしていただきました。そして、その方々の学習結果から、ディクテーションは非常に効果的な学習法であることも判明しました。
出典ディクテーション学習について|VOA|ナラボー・プレス
ディクテーションはかなりハードですが、効果が実証されている勉強方法です!
私のTOEICリスニング・ディクテーション勉強方法
私は、『究極のゼミ2&1』の問題文をすべてディクテーションしました。
遠回りに見えても、地味なこの作業が実は一番効率的です。
1回目は普通にマークシートを使って解き、
2回目は何度も聞きながらノートに全英文を書き出します。
もちろん聞けない単語や熟語が出てきます。
それによって自分の苦手分野がわかります。
単語を覚えるときに、音声を聞いたり自分で音読しておいたなら、ここで成果が現れます。
「単語は聞き分けられたけどスペルがわからない」という場合は、とりあえずカタカナで書きましょう。
英語力アップのためにはスペルを覚えることもいずれ必要になりますが、TOEICではライティングは問われないため、今はそこに労力をかけなくてOKです。
パート3,4は最難関。全部じゃなくても、だいたいわかればOK!
比較的余裕が出来たパート1,2と対照的に、長文リスニングのパート3,4は最難関です。
一気にペラペラしゃべる内容が全然聞き取れなくて、私は久しぶりに泣きそうになりました。
私たちの前にそびえ立つラストダンジョン、それがパート3,4です。
でも、770点を目指す程度なら、全部正確に聞き取る必要はありません。
「だいたいこんなこと話してたかなぁ」程度で大丈夫です。
それより大切なのは、設問と選択肢の早読み技術。
目線を縦に動かして、問題と問題の間のわずかな時間に、次の問題の概要をつかんでおく必要があります。
これをするだけで正答率が一気に上がります。
私は、公式問題集のパート3,4の設問と選択肢の部分をコピーして、早読みする練習を何回もしました。
毎回時間を計って、どのくらい早く読めるようになったかを記録します。
最終的に、1つの問題(設問3つ)を15秒程度で読めるようになれば、770点獲得出来る程度の正答率は確保出来ます。
次は、いよいよ『④ラストスパート・本番編』です!