これは2015年の話。
この年も、いつものようにいつもの虫かごでカマキリを飼っていました。
でも今回は、脱皮に失敗してしまったようです。
昨日あたり動きが鈍くなり、エサのバッタに見向きもしなくなったので、そろそろ脱皮かなーと思っていたら、
帰宅後、やはり脱皮していました。
ところが、明らかに様子がおかしい。
皮はキレイに脱げたようですが、羽根がきちんと広がらず……。
「ひょっとして伸ばしている途中なのかも?」とちょっと期待していたのですが、
夜になっても変わらないので、脱皮失敗確定です。
きっとずっとこのままなのでしょう……。
別アングルからみた図。
羽根同士はくっついておらず、それぞれ動くようですが、ねじれてしまっています。
折りたたむことができず、動きにくそうです。
なんともかわいそう……。
脱皮失敗と羽化不全?その治療法
調べてみると、カマキリが脱皮に失敗してしまうケースはよくあるそうです。
今回のように最後の脱皮に失敗してしまうものを、特に『羽化不全』と呼ぶそうです。
羽化不全したカマキリを治すのは至難の業だそう。
それでも、治し方を考察して実践している記事も見つけました。
水で少し濡らしたり、針金で矯正器具を使ったり、なんとも本格的です。
私もちょっとチャレンジしてみましたが、カマキリが暴れて上手くいかず。
改めて記事を読んでみると、カマキリを眠らせるために一時的に麻酔しているよう。
さすがにそこまでプロフェッショナルなことは私にはできません……。(泣)
脱皮失敗したカマキリの今後
脱皮に失敗してそのまま死んでしまうカマキリも少なくないようですが、
幸い、この子の胴体や手足は無事のようです。
飼育下ならば敵に襲われる心配もないので、羽根がたためなくても即致命傷にはならないと思います。
当面の課題は、エサが食べれるかどうかですね。
今日明日は脱皮直後のためもともと断食中でしょうが、それ以後バッタをきちんと食べてくれるかどうか、様子を見てみます。
もし自分で狩ることができなそうならば、ピンセットを使って動かない餌を給仕しようと思います。
そのことは以前、記事で紹介したので、よければ参考にしてください。