定番の外部フィルター・エーハイム2213の掃除の必要性と頻度
以前書きましたとおり、フィルターをつけることで、水槽内の環境を簡単にキレイに保たれます。
外部フィルターはあまり頻繁に掃除しなくても良いのですが、それでもたまにメンテナンスする必要があります。
ずっと放置していると、濾材が詰まって水流が悪くなり、中のバクテリアが死んでしまうからです。
頻度は、水槽の大きさや魚の量によって本当にまちまちですが、2-3ヶ月に1度掃除していればまず安心です。
過密でなくゆとりをもった飼育をしているならば、半年に1回くらいでも問題なかったりします。
フィルター掃除の手順は次の通りです。
- フィルターを停止させる。
- フィルターを外して分解する。
- 中の濾材を軽く水洗いする。
- フィルターをセットする。
- フィルター再稼働させる。
ここでは、エーハイム2213の手順を紹介します。
細かい部品の違いはあれど、どの外部フィルターもだいたい同じような構造になっているので、他のフィルターにも適用できると思います。
さっそく見ていきましょう!
1.フィルターを停止させる
まず、電源をオフにします。
エーハイム2213本体にはスイッチがついてないので、プラグを抜いて止めてください。
「止めちゃってる間、魚たちは大丈夫??」と心配するかもしれませんが、数十分止まったくらいでは問題ありません。
2.フィルターを外して分解する
エーハイムはダブルタップになっているのでお手入れが簡単です。
給排水ホースにそれぞれ2つずつ、計4箇所のタップをすべて止めます。
タップをとめたら、真ん中のリングを回してホースを外します。
この時、ちょうどダブルタップのところにたまっていた水が少し漏れますので、ぞうきんを用意しておいてください。
タップで止めているのでそんなたいした量は出ません。
(もしタップを閉めてなければ、水槽の水が全部落ちてくることになります……)
フィルターをもって、お風呂場等、水の処理が出来る場所に移動します。
写真のように、バケツとフィルターを配置してください。
この状態では水は漏れません。
下から順番にタップをあけていきます。
上のタップを開けると、いきおいよく水が出てきます。
そのまま少し待っていてください。
1分もすればフィルター内の水が全部抜けてバケツに流れます。
この時出てきた水は後で使いますので、捨てずにとっておいてくださいね!
水が全部抜けたら、フィルターを開けます。
4つの爪を外して、フタを持ち上げると簡単に外れます。
中から、フィルターのタンクを取り出します。
3.中の濾材を軽く水洗いする
ここから先は、使っている濾材の種類によって多少やり方が変わります。
私の場合は洗濯ネットにカットした洗車スポンジを入れて仕様しています。
ネットのまま取り出し、先ほど出た水をの入ったバケツにひたして、軽くゆすって洗ってください。
強くごしごしこする必要はありません。
軽くすすぐ程度でOKです。
この時、間違っても水道水を使わないでください。
カルキが入っているので、せっかく定着した中のバクテリアが全滅してしまいます……。
中身はこんな感じです。
使用前は黄色かったスポンジもいい感じの茶色になっています。
「だいたいゴミが落ちたかなー」というくらいで、濾材を元に戻します。
洗った後、水はこんなに茶色くなっています。
結構汚れがたまってるんですね!
この水はそのまま捨ててしまってもOKです。
ただ、窒素を多く含んだ水なので、観葉植物にあげるとよい肥料になると思います。
4.フィルターをセットする
フィルターをまた組み立てて、元あった場所にセットします。
つなぐ順番はさっきと逆です。
- ホースをつなぐ。
- ダブルタップを開ける。
排水と吸水の組み合わせを間違えないように注意してください。
エーハイム2213の場合、下が吸水で、上が排水です。
タップを開けると、水槽内の水が自動的にフィルターに流れてきます。
水槽内の水が少なく、排水パイプが水面に出ている状態だと、フィルター内が水でいっぱいにならないことがあります。
そういう時は、立ち上げ時のように呼び水をして水で満たしてください。
呼び水するのは少し大変なので、排水パイプをしっかり沈めてから作業するととても楽ちんです。
5.フィルターを再稼働させる
フィルター内が水でいっぱいになったら、水の流れが止まります。
コンセントにもう一度つないで、電源をオンにしてください。
フィルター交換後のカラカラした異音が気になる場合は?
空気が入っているため、少しカラカラした音がすると思いますが、あまり気にしなくて大丈夫です。
掃除のあとしばらくは、2-3時間おきくらいにフィルターを上下左右30度くらいずつゆっくり傾けてください。
シュワーっという音がして、中の空気が水槽にのぼっていくのがわかるはずです。
何回か繰り返すと、完全に空気が抜け、音がしなくなります。
連続メンテナンスは厳禁?
フィルターを洗ってスッキリした後は、続けて他のメンテナンスもしたくなるかもしれません。
が、ここは一休み!
いろんなところを同時にお手入れしてしまうと、水のバランスなどが急に崩れて、魚たちがびっくりしてしまいます。
出来れば1週間、最低でも1日は間をあけてから次のメンテナンスに取りかかりましょう。
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