大磯を洗った後に+αの酸処理
大磯砂をキレイに水洗いしたなら、そのまま水槽に投入してもOKです。
ところが、大磯砂には細かい貝殻などもたくさん含まれているため、そのまま投入すると水が弱アルカリ性に傾きます。
弱アルカリ性を好む魚や水草の場合はそれでも良いのですが、弱酸性を好む生き物には少々過酷な環境になってしまいます。
また、タニシが大発生しやすくなります。
そこで、大磯砂を洗った後のプラスアルファのお手入れとして、酸処理をすることで弱アルカリ性化をかなり防ぐことが出来ます!
今日は、その方法を紹介しましょう。
100均のシートで砂を乾かす
水洗いした直後の大磯砂は当然水に濡れています。
そのまま酸に投入しても、効果がかなり薄くなってしまいます。
ですから、いったんしっかり乾燥させる必要があります。
一番手っ取り早いのは、天気の良い日にシートの上に薄く広げて天日干しすることです。
夏の暑い日ならば、1時間もすれば完全に乾きます。
一方、冬や湿度の高い日だとかなり時間がかかります。
シートは100均で入手出来るものでOKです。
私は防草シートを使いました。これ1枚で大丈夫です。
広げるスペースがない場合はベビーバス等を使う方法もあるようです。
バケツで食酢につけて酸処理開始
砂がしっかり乾いたら、2-3個のバケツに分けて入れます。
この時、大きな貝殻は手で取り除いてください。
小さいものはとけてしまうので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
バケツに移しましたら、砂が少し浸るくらいの量のお酢を入れます。
塩酸やクエン酸を使う方法もあるそうです。
私は一番安価に入手しやすい食酢を使いました。
どのスーパーでも売っていて、安全なのが利点です。
ただ、当然のことながらお酢の臭いが強烈なのが欠点です……(笑)。
1週間ほど放置
お酢を入れたら、そのまま1週間くらい放置します。
プクプクと気泡が出てくるのが観察できます。
どこに置いておくかはよくよく考えて決めてください!
なんてったってにおいが強烈です。
家族が居る場合は同居人の了承をきちんと得ましょう。
マンション・アパート等で、お隣に臭いがもれる危険がある場合は控えた方が良いでしょう。
私は一軒家のベランダで処理しました。
ゴミが入るといけないので、ビニールやラップでフタをしました。
1週間完全に放置するのではなく、ぬか床のようにたまにかき混ぜてください。
2-3日に1度で良いと思います。
こうすることでよりまんべんなく処理することができます。
肌が弱い人はビニール手袋や棒を使うと安心です。
1週間したら酸処理完了です。
お酢を捨て、もう一度しっかり水洗いしてから水槽に投入しましょう。